機関誌「パンタグラフ」のご案内

今号では『21世紀の関西の新線』と題しまして、2001年以後の関西の新規開業路線・延伸路線を特集いたしました。関西地区は21世紀に入ってから新線ラッシュを迎えており、2001年開業の神戸市営地下鉄海岸線をきっかけとして、2004年に京都市営地下鉄東西線六地蔵─醍醐間、2006年には神戸新交通市民広場─神戸空港間と立て続けに新路線が開業しました。2008年にはJRおおさか東線と京阪中之島線という、いずれも注目を集める鉄道が運行を開始し、さらに2009年には阪神・近鉄両線を結ぶ阪神なんば線の開業に伴って、関西の鉄道地図が大きく塗り替えられました。

私たち大阪大学鉄道研究会では、これらの路線を含む全9路線にスポットライトを当て、各会員が実地調査や文献による研究を行いました。途中、新入会員も加えてより細かな研究活動を行うことが可能となり、開業に至るまでの経緯や各駅の表情、車両に至るまで新路線の魅力を余す所なくお届けすることができました。

■■■目次■■■
1、神戸市交通局　海岸線
（新長田―三宮・花時計前）
2、京都市交通局　東西線
（六地蔵―醍醐）
（二条―太秦天神川）
3、神戸新交通　ポートアイランド線
（市民広場―神戸空港）
4、近畿日本鉄道　けいはんな線
（生駒―学研奈良登美ヶ丘）
5、大阪市交通局　今里筋線
（今里―井高野）
6、大阪高速鉄道
国際文化公園都市モノレール線（彩都線）
（阪大病院前―彩都西）
7、JR西日本　おおさか東線
（放出―久宝寺）
8、京阪電気鉄道　中之島線
（天満橋―中之島）
9、阪神電気鉄道　阪神なんば線
（尼崎―大阪難波）